こんにちは!陳です。
やっと秋らしい季節になってきました。天気が不安定な日も続いておりますので、皆様も体調管理にはお気をつけくださいね。
さて、今回は住宅ローンについてお話ししたいと思います。住宅ローンにはさまざまなケースがあるため、シリーズ化してお伝えするのも良いかと思い、今回は「①」としてスタートします!(笑)
最近、「タワマン破産」という言葉を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
「タワマン破産」とは、タワーマンションを住宅ローンで購入したものの、その後返済が困難になり、やむを得ずマイホームを手放さざるを得ない状況のことを指します。このような状況になるのは、考えるだけでも非常に辛いことです。
2024年に入り、東京都の新築マンションの平均価格は1億円を超え、特に人気エリアのタワーマンションはさらに高額になる傾向があります。こうした物件を購入するためには、一定の経済力が求められるのが現実です。
しかし、経済力がありタワーマンションを購入できた方でも、「タワマン破産」に陥るケースがあるのはなぜでしょうか?
ここで一つの仮説を立ててみます。
例えば、30代の夫婦とお子様2人の4人家族がいるとしましょう。旦那さんは中小企業の役員、奥さんは大手企業の正社員で、世帯年収は1500万円。マイホーム購入の際、ペアローンを希望しました。
自己資金として500万円を用意し、1億2000万円の物件を購入したいという希望です。
無事に銀行の住宅ローン審査も通り、自己資金500万円を支払い、念願のタワーマンションを購入しました。
「これからの新しい生活が楽しみだ!」と感じていたのも束の間、3年後にはマイホームを手放す事態に追い込まれてしまいました。
原因は、旦那さんの勤める中小企業の業績悪化により役員報酬が大幅に減少したこと、さらに奥さんが3人目のお子様を出産し、産休に入ったことで収入が減少したことです。毎月の住宅ローン返済が厳しくなり、最終的にはマイホームを手放すことになってしまったのです。
このような事態に陥った理由の一つは、住宅ローンに関する考えが「購入時」だけに限られていたことです。購入時点では経済状況が良好であっても、将来的なリスクや変化を十分に考慮せずに、安易にローンを組んでしまったことが要因と考えられます。
実際、住宅ローンを利用して物件を購入する際には、現在の状況だけでなく、購入後のライフプランも十分に検討する必要があります。
例えば、会社の業績悪化や転職による収入の変化、病気や子どもの教育費など、人生にはさまざまな予期せぬ出来事が起こる可能性があります。これらを考慮し、無理のない返済計画を立てることが重要です。
借りられる最大額で住宅ローンを組むことを考える方も多いかもしれませんが、「タワマン破産」や「住宅ローン破綻」は決して他人事ではありません。住宅ローンを借りる際には、購入後のライフプランをしっかりと見据え、慎重に計画を立てることが重要です。
弊社では、お客様に無理のない返済計画を一緒に考え、最適な物件選びのお手伝いをいたしますので、どうぞ安心してご相談ください。